
世木口 たなかひなこ 二人展
2026/7/31(金) - 2026/8/2(日) / GALLERY SUMMER of LOVE
学生時代からの友人と、夏に2人展を開催します。 テキスタイルとイラストレーションという表現方法の異なる2人が、同じ「動物」というテーマで制作しました。 ギャラリーをお借りしての展示は今回が初めてです。 私は主に土日に在廊する予定です。 もしご都合よろしければ、ぜひお越しください。DMなどいただけますと尚嬉しいです。 皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
展示作品 7点

路上の境界で、命は何を問うのだろう。 奪われ続ける野生と、人間の暮らし。互いが交わることのない平行線の先で、彼女たちの眼差しがこちらを見つめている。

水中を切り裂くように泳ぐウミガラスと、ひとりの女性が出会う一瞬。 この出会いは掠めるような奇跡か、それとも互いを知る始まりなのか。次の瞬間、鳥は深く静かな水中へと消えていく。

(シェイクスピア『ハムレット』より)
悲劇の底で、もしも別の命と出逢っていたなら。 水面に揺れる少女の傍らに寄り添う小さな命が、絶望の物語に密やかなIFを投げかける。

白銀の静寂の中、同じ地平を見つめる二人。 風の音だけが響くその場所から、まだ見ぬ世界への旅が始まる。

人間が残した深い爪痕と、再び空へと還された命。 肖像のように佇むトキの鋭い眼差しは、過去の後悔を試すように、まっすぐこちらを射抜いている。

獰猛とされるその頭上は、時に小さな命たちの憩いの場となる。 畏怖の裏側に存在する、知られざる平穏な日常の一幕。

(カンタータ『土の歌』第四楽章より)
ゆらぐ世界のゆくえに抱く、言葉にならない漠然とした不安。 足元の闇から聞こえるのは、「いずれ人間も同じ土へと還るのだ」という密やかな囁き。
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